この旅もいよいよ終着点に向かおうとしていた。 人が自然と関わってきた物語を感じたい。 そんな想いで旅に出た私だが、 明確な回答が得られたのか、得られなかったのか、 自分でもよく分かっていない。 だが、言えることは、そこには間違いなく人の息づかいと、 自然の息づかいが共に存在していたということ。 そして、そこを訪れた自分に何かが生まれたこと。 そう感じさせられたこと自体が物語なのかもしれない。