Project Story
STORY.01

視聴者の反応がやりがいに!
おは朝一大プロジェクトの裏側

関西の朝の情報番組『おはよう朝日です』が、番組を超えてリアルイベント『おは朝パーク』を開催。そこで番組内で米づくりの様子を紹介し、最終的に収穫したお米をおにぎりにして販売するプロジェクト「本気でお米作り隊」が行われました。このプロジェクトを率いたディレクターと米づくりに取り組んだアナウンサー、同期入社の二人にお話を聞きました。

ディレクター

山本 碧都(あいと)

2022年入社・報道局ニュース情報センターワイドグループ所属。入社以来『おはよう朝日です』でディレクターを務める。学生時代は水産や国際食資源などを研究していた。

アナウンサー

福戸 あや

2022年入社・総合編成局アナウンス部所属。2022年10月より『おはよう朝日です』アシスタントを務める。『甲子園への道』ではメインキャスターを務める。

01

「本気でお米作り隊」誕生秘話

福戸

番組内でお米を作って収穫するって壮大ですよね。そもそも「本気でお米作り隊」の企画って、どうやって生まれたのでしょうか?

山本

初めての『おは朝パーク』が大成功して、早々に第2回の開催が決定しました。
そして第2回のフード企画として「おはパー農園ができたら良いね」という案が出たのがきっかけ。
そこで当時のプロデューサーが「あいと!大学で食の研究をしてたよな!やるか?」と指名してくださり…。
当時はまだ、入社半年で番組制作の流れをようやく覚えた程度の駆け出しの新人だったけど、農学知識があるからと大役を任されることになりました。

福戸

農学知識って、農業をやったことはあったの?

山本

自分が大学で研究していたのは東南アジアの農業経済学だから、日本の農業の現場とはちょっと離れた研究で、しかも米づくりみたいな農業の現場仕事はやったことがなかった(笑)。
しかも、先輩は誰も米づくりの経験がないから相談もできない状態でした。

福戸

えー!じゃあ、最初の準備から大変だったんじゃない?

山本

プロジェクトを進めるために、まずは田んぼを探そうと恩師でもある大学の先生に相談できる人を紹介してもらい、その方に田んぼと出演してくれる農家さんをそれぞれ紹介してもらい…。粘り強く人づてを辿っていきました。
加えて、法律的にクリアすべき条件もあったので、いろいろな方面から求められる条件や要望を踏まえつつ、テレビ的にも見て楽しい企画内容に調整して…実現まで結構苦労が多かったかな。

福戸

そんな苦労、今はじめて聞きました!沢山の方と連携してお米を育てつつ、おは朝パークでの出し物も考えて、しかも2週間に1回は米作りロケのディレクターもしていて…。

山本

いやいや、ロケ現場で掛けた迷惑に比べれば…(笑)。

02

番組づくりの葛藤と頑張り

福戸

私は現場ロケに行ってお米作りに取り組みましたが、手作業チームに参加して、草を刈る、耕す、植える、などを全部手作業でやりました。これがロケ前に思っていたよりも大変でした(笑)。

山本

いや、ホントに大変で申し訳なかった(笑)。
でも手作業と機械作業の2チームにわけて取り組んでもらったのも理由があるんです。
農作業って地味な作業の積み重ねだから、そのままだと興味を持たれづらいんじゃないかと思って。だったら単純にエンタメ的な要素を取り込めばと思うのだけど、やはり農業を学んでいた者として「リアルな農業を伝えたい」という想いもあり…。ここはかなり悩みましたね。

福戸

そんな葛藤があったんですね。私は「お米作り隊」の話をされた時、子どもの頃におばあちゃんの畑を少しだけ手伝った時の思い出が蘇って、楽しみという気持ちが強かったんです。田んぼは初めてだったけど、思った通り楽しくて。
ただ、ロケ翌日は毎回全身が超筋肉痛になっていました…。特に鍬で耕す作業をした翌日が一番キツかった!

03

「任された」からこそ、必死で取り組む。

山本

個人的には手作業と機械作業でそれぞれの良さがある、ということを伝えられるのと同時に「もし本当に味が変わったらおもしろいな」というかすかな期待もありました。また、テレビ的には手作業VS機械作業という対立構図ができて見やすくなり、自分の中でも折り合いをつけられた。これは任されて必死で考えられたからこそ導き出せたと思います。

福戸

現場でもスゴいなぁと思って見ていましたし、しっかり指示を出していて同期とは思えなかった。裏でたくさん苦労していたのも、今知って驚いたし。

山本

アナウンサーの仕事も大変だよ。早朝からロケ現場に行って、ハードな農作業も生き生きとしてくれたから、同期とは思えないぐらい頼もしさを感じました。アナウンサーは全身筋肉痛でも笑顔を見せられるのがスゴい!自分にはできないことです。

04

番組視聴者の皆さまの反応が一番のやりがい

福戸

お米作り隊のロケは大変だったけれど、収穫したお米を使ったおにぎりを「おは朝パーク」で販売すると聞いていたので頑張れました!実際に販売すると大人気でびっくりしましたよ。

山本

おにぎりは事前のネット販売だけで売り切れましたね。
約200セット用意していましたが、告知して数分で2日分の販売数が完売!ブースも大盛況で、子どもたちがおにぎりを食べてくれている様子を見て、「本当にやって良かった!」と思えました。

福戸

買ってくれた番組ファンの皆さんが、私たちの目の前で食べて「美味しいわ~」って言ってくれた、あの瞬間が一番嬉しかったし、作業の苦労が報われました。田んぼに穂ができているのを見た時も嬉しかったけど、やっぱり食べてくれた人の反応をリアルに見られたあの瞬間が一番嬉しかったかな。

山本

「お米を作るだけ」「お米を食べるだけ」の番組はよくあるでしょ。今回のプロジェクトは、苦労してお米を作る様子を見てもらい、収穫したお米を番組ファンの皆さんに笑顔で食べてもらう瞬間までをリアルタイムにお見せできました。
皆さんの笑顔を見て私も元気ややりがい、新たなモチベーションをもらえました。番組ファンの皆さんと直接触れあえる『おは朝パーク』、またやりたいね。

福戸

ぜひやりたい!また番組ファンの皆さんと直接お会いして元気を届けることができたら、私たちももっと元気になれると思うから。
次回の『おは朝パーク』で、再会できる時を楽しみにしています!

05

学生へのメッセージ

福戸

同期として、『おは朝パーク』で活躍する山本くんはかっこよかったです。
私も1年目から『おはよう朝日です』に加わらせてもらったり、『甲子園への道』では一人でキャスターに挑戦させてもらうなど、たくさん任せてもらっています。ABCにはやりたいことを応援してくれて、思い切りやらせてくれる環境があります。
学生の皆さんは、学生の間に自分の「好き」を突き詰めてほしい。それがその人の「情熱」だと思うし、就職活動では「情熱」は個性や強みになりますから。そしてその情熱は、仕事に取り組む上での力になると思います。

山本

ABCってある意味「学ぶよりも慣れろ」精神の会社です。
そして実際に任せてもらったことが、自分自身の成長やモチベーションにつながっています。任された時は「うわ!どうしよう」と思うんですが、支えてくれたり手を差しのべてくれる先輩がいるから、大変ではあるけれど苦しくはないかな。楽しみながら前に進んでいけるのがABCの良いところです。
就職活動中の皆さんは、面接などで「ありのままの自分」を見せましょう。それを評価してくれる会社なら間違いなく活躍できます。ぜひABCの面接にも「ありのままの自分」で挑んでください。

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