尼崎市にある国際環境専門学校は、毎年環境の仕事をする技術者を育て、社会に送り出しています。今日は、その卒業生の一人が働いている会社環境計測サービスを訪ねてしました。
ここは、様々な環境の調査や測定分析を専門に行う会社。桐畑千代美さんは、4年前に国際環境専門学校を卒業し、この会社に就職しました。


金属の測定分析の仕事を中心に忙しい毎日を送っています。今、やっている仕事は何か聞いてみました。
「これは、工場の水などに含まれる六価クロム (人体に入ると死に至ることもある猛毒の金属)の測定をしています。」



学校で学んだことは生かされていますか。
「器具や装置などの取り扱いを学校で習ったのですぐに出来るようになっています。」そんな桐畑さんは、この会社の大切なスタッフの一人ですが、会社の仕事はとても幅が広く、調査や分析をする項目は、なんと300以上もあるそうです。

上司の畑幾夫さん。「ひじょうに多くの企業や自治体の仕事を請け負っている。私たちはどんな場合でも、プロとして正確なデータを出さなければいけません。私が彼女に求めているのはそういうことです。」


環境の仕事には、このような現場の最前線の仕事もあるんですね。そして、こうした仕事をするために桐畑さんの後輩も国際環境専門学校で勉強を続けています。母校の後輩に一言!
「学校の2年間は本当に短いですけれど、今後のために一生懸命、今出来る勉強をがんばってください。」